タイトル 「 4周年記念 」



鏡音「蔵馬、お前今まで何やってたんだよ。」

蔵馬「遅れますって幽助達に言付けを頼んだと思ったけど?
伝わってなかったのかな?」

鏡音「そんな事、言ってんじゃねぇーよ。」

蔵馬「え?」

葵「あれを見ても、そんな暢気な事を言ってられますか?」

蔵馬「・・・?」









蔵馬「!!」


葵「貴方が来るのを待ってると言って、部屋に入ってくれないんですよ。」

鏡音「何回も言ってんのさ、
【外で蔵馬を待ちたい】
って聞かなくて、もう1時間以上、ああしてるんだよ。」

蔵馬「ぼたん…。」

葵「貴方が遅れてくるのは自由ですけど、それによって
悲しむ人間がいる事をもっと自覚して欲しいものですね。」

鏡音「早く、声かけてやんなよ。」

蔵馬「・・・ああ。」





蔵馬「ぼたん。」
ぼたん「・・・蔵馬!!!」







鏡音「あーあ、嬉しそうな顔しちゃって。」
葵「本当に、妬けますね。」
鏡音「あれ?お兄ーさんは、いいの?千載一遇のチャンスって奴だったんじゃないの?」
葵「無理に奪っても無意味な事は
良く知ってますから。」
鏡音「・・・確かに、あんな嬉しそうな顔見せられたら
負けを認めるしかないみたいだものね。」
葵「そのようですね。」
鏡音「ま、頑張りなよ。お兄ーさん♪」






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マスター 冬 牙