『 誕 生 日 お め で と う 、 快 斗 君 』
※こちらは台詞のみの文章となります事、ご了承下さいませ。苦手な方はご遠慮下さいませ。
※ビルの屋上にしゃがみこみ、宝石に月を映し出しす。
キッド：今日のもハズレ・・・か。
※０時を告げる鐘の音が鳴り響く
キッド：はぁ。今日も学校あるし、さっさと退散すっかなぁ。
（人の気配！？）
※とっさに姿を隠す怪盗キッド
蘭：はぁ・・・はぁ・・・たしかこのビルに降りたと思ったんだけど・・・
キッド：（蘭ちゃん！？）
蘭：キッド・・・？いないの・・・？
キッド：・・・。
※シュン・・・と肩を落とす蘭。
蘭：仕方ないか。
キッド：（何が仕方ないんだろう？）
※携帯が鳴る。
キッド：（やべっ！）
『件名：ハッピバースディ
用件：お誕生日、おめでとう。快斗君。
本当は顔を見て言いたかったんだけど、今日はお仕事の日だから
無理だね。
それでも一番最初に、おめでとうが言いたくて。
生まれて来てくれてありがとう。
私と出会ってくれてありがとう。
私を好きになってくれてありがとう。
ずっと・・・
ずっと・・・
大好きだよ、快斗君。』
蘭：え！？
※後ろから抱きすくめられる蘭。
蘭：だ
キッド：しっ・・・黙って。
蘭：・・・。
キッド：申し訳ないが、今はこちらを向かないで下さいますか、お嬢さん。
蘭：うん。
キッド：・・・。
蘭：あの。お誕生日、おめでとう。キッド。
キッド：・・・名前・・・呼んで。
蘭：快斗くん。
※：抱きしめる腕に少しだけ力が入る
キッド：最高のプレゼントですよ。
蘭：え？私、まだ何もあげてないよ？
キッド：いいえ。頂き・・・貰った。ありがとう、蘭ちゃん。
蘭：快斗君？
快斗：俺も、ずっとずっと蘭ちゃんの事が大好きだよ。
蘭：・・・うん。
快斗：ねぇ、蘭ちゃん
蘭：ん？
快斗：蘭ちゃんの大切な物・・・１つだけ奪っていい？
蘭：へ！？
快斗：ほらっ！・・・この間は未遂だったし？
蘭：なっなっなっ・・・！！！
快斗：俺、怪盗だし？
蘭：な、でもっ、その、キッドは予告無しには、盗らないって
快斗：
『鐘の音が鳴り止む時
淡い光と共に
奪えなかった光を
再び頂きに参上します。
怪盗キッド 』
蘭：え？！
快斗：へへへ♪即席の予告状。
※鐘の音が鳴り止む
快斗：では、確かに。
蘭：あ、待って
快斗：？
蘭：ちゃんと顔を見て、言わせて？お誕生日おめでとう。生まれて来てくれ、ありがとう。（にこ）
快斗：・・・蘭ちゃん、それ反則。
蘭：え？なんで？
快斗：そんな風にされたら・・・
蘭：？
快斗：君の全てを奪いたくなる。
後書き 〜 言い訳 〜
こちらのシリーズは、以前にブログで掲載していた
台詞のみ作品になります。
ここまで読んでくださり
心より深くお礼申し上げます。
快斗君、お誕生日、おめでとう！！！！
貴方に出会えて、よかった。
貴方が生まれてくれて良かった。
本当に、心から思うよ！
大好きだよ。快斗君。
蘭ちゃんとお幸せに〜(*^_^*)
文章表現・誤字脱字などございましたら
深くお詫び申し上げます。
掲載日 2010.06.22
再掲載 2010.11.25
制作／吹 雪 冬 牙